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j TOUR 24J   終日バス観光<日本語ガイド>
オックスフォード、コッツウォルズとストラットフォード
(リフレッシュメント付き)

 以前から英国のカントリーサイドに憧れていたワタシ。まるで妖精でも出てきそうな可愛い田舎町や、ほのぼのとした田園風景の写真を雑誌等で見るたびに、いつか絶対に行きたいなと思っていました。しかし、交通機関のことを考えると自分だけで行くのは難しそう。どうしたものかと思っていた矢先に見つけたのが、このロンドン発、オックスフォード/コッツウォルズ/ストラットフォード・アポン・エイヴォンの終日バスツアーです。さっそく旅のスケジュールを調整し、ウェブサイトから申し込みを済ませました。

 待ちに待ったツアー当日。いつも寝坊のワタシですが、目が覚めたのはなんと朝の5時。子供の頃、遠足の日はいつも早起きだったのを思い出しました。ベッドルームのカーテンを開けると、昨夜までの雨はすっかり上がっていて、気持ちのいい快晴。夏時間のイギリスは、すでに昼間のような明るい青空が広がっていました。


バス


 8時45分、集合場所のビクトリア・コーチ・ステーションに到着。カウンターで言い渡された指定のゲートへ向かい、様々な言語が飛び交う人々の列に加わってバスへの案内を待っていると、何やら聞き慣れた言葉が耳に入ってきました。声のするほうに目を向けると、ブルーバッジを首にかけた元気のいいイギリス人のガイドさんが「おはようございま〜す。3番のバスへどうぞ!」と流暢な日本語で誘導しているところでした。今回は一人での参加だったうえに、日本人客もほとんどいなかったので少し心細い気もしていたのですが、この一言でだいぶホッとして、安心してバスに乗り込んだのでした。

カントリーサイド


 今日のガイドさんは、陽気でフレンドリーなクレッシー・フォックスさんという女性。日本での仕事経験もあるとのことで、日本語も堪能です。とにかく知識が豊富で常に説明を絶やさず、質問にも丁寧に答えてくれるという頼もしさ。ツアー中は終始、英語に加えて日本語での説明も入り、これがまた非常にわかりやすくてタメになりました。「このあたりは昔・・・」とか、「この建物はかつて・・・」といった情報は、自分ひとりで出かけていたら決して得られなかったと思います。

 賑やかなロンドンのシティセンターを抜けてしばらくすると、車窓からの景色はガラリと変わり、いよいよ緑いっぱいのカントリーサイドへ。ガイドさんの話に耳を傾けながら、早くもバスの中からカメラのシャッターを切りまくり! 広大な緑の絨毯の上で羊や馬、牛などがのんびり草を食む姿を飽きることなく眺めているうちに、時間はあっという間に過ぎ、気づけばオックスフォードの街に入っていました。


不思議の国のアリス


 誘導されるままにバスを降り、さっそくオックスフォード・ウォーキングツアーがスタート。まずはオックスフォード大学のカレッジの一つ、クライスト・チャーチへと向かいます。季節の花々が咲き誇る庭園を通り抜け、荘厳な雰囲気の建物内へ。最初に案内されたのは、なんとも趣のあるダイニングホールでした。クライスト・チャーチの創設者でもあるヘンリー8世をはじめ、大学にゆかりのある人々の肖像画がほとんど隙間なく掲げられている様は圧巻です。特に個人的に注目だったのは、入り口近くに飾ってあるチャールズ・ドッジソン氏の肖像画。この人こそ、19世紀に同大学で数学講師として教鞭をとり、ルイス・キャロルのペンネームで「不思議の国のアリス」を書いた、かの有名な作家なのでした。というわけで、このダイニングルームの上部にはめ込まれたステンドグラスの一部には、アリスに出てくる可愛いキャラクターたちが紛れているんです。もちろん写真にパチリ! 


ハリーポッター


 それにしてもこのダイニングホール、何か見たことがあるような気がするなあ・・・と思いきや、実は、映画『ハリー・ポッター』の、ホグワーツ魔法学校のダイニングルームのモデルとなった場所なのだそう。折しもランチタイムの少し前、配膳準備の時間。食器やカトラリーが軽やかな音をホール内に響かせていて、美味しそうな香りが漂っていました。単純なワタシは、これだけですっかり食欲を掻き立てられる始末。


オックスフォード


 その後、手入れの行き届いた芝生の中庭を通り、学生たちが住んでいる寮や卒業式が行われる講堂、これまた『ハリー・ポッター』のモデルとなった図書館など、名所をひと通り見て回りました。さすがオックスフォード大学、広大な敷地はもちろん、威厳もたっぷり。「ここで学生になれたらなあ〜」なんて、思わず夢見てしまったのはワタシだけではないはず。


オックスフォード

オックスフォード

オックスフォード

コッツウォルズ



 大学を出て街中を少し散策した後、再びバスに乗り込み、シェイクスピアの生まれた町、ストラットフォード・アポン・エイボンへと向かいました。道中、車窓からコッツウォルズの景色をたっぷり楽しめるのもうれしい限り。これこそ絵本で見たことがありそうな風景です。たとえば、オックスフォードを出てすぐ目にした、色とりどりのバラで覆われた素敵なコテージ。コッツウォルズに入ってからは、風情たっぷりの藁葺き屋根の家とか、童話に出てくる小人たちが本当に住んでいそうな可愛い家々の集落などが次々と目に飛び込んできて、ワクワクしました。ガイドさんの説明も変わらず丁寧で、バスも田舎道をゆっくりと走ってくれるので、風景を満喫できました。


ストラットフォード


ストラットフォード


 気づけば時すでに午後2時にさしかかり、お腹もペコペコに。とはいえ、次に行く場所でリフレッシュメントが出るとガイドさんに言われていたので、とりあえず軽く空腹感を満たそうと、シェイクスピアの生家のほぼ向かいあるカフェに入りました。ここで卵、チーズ、サラダのサンドイッチとポット入りの紅茶をオーダー。これが意外とアタリでした。パンが香ばしくて美味しいのに加え、 野菜も新鮮で瑞々しく、フレッシュチーズとのハーモニーも絶妙。やっぱり田舎は素材からして違うな〜と、これまた感心。


アン


スコーンとアップルティー


緑

ラム直子



 しばし自由時間を楽しんだ後はバスへ戻り、そこから約10分のところにあるアン・ハザウェイ(シェイクスピアの妻)の実家へ向かいました。ここのお庭がまた素敵! 色とりどりのお花が目に鮮やかで、おのずとカメラのシャッターを切る回数も増えてしまいます。そして、お楽しみのリフレッシュメント・タイム。ところどころにリンゴの木が植えられた広いガーデンで、青空の下、アップルジュールかアップルサイダー(アルコール飲料)と、スコーンをいただきます。お酒に目がないワタシですが、その後の長い帰路を考え、ここはあえてアップルジュースを選択。そのお味はというと・・・美味しい! こんなに美味しいアップルジュースは初めて! 搾りたての甘酸っぱいリンゴの風味がそのまま生きた、天然の味。シナモンの香り漂うアップルジャムと、ホイップクリームが載ったスコーンも甘さ控えめで大好きな味。できれば持って帰りたいぐらいでした。  たっぷり丸一日楽しんだツアーもついに終了、帰路に着く時間となりました。サマータイムだけに外はまだ十分明るく、バスの中から最後の田園風景を堪能。緑の大地に西陽が射し込み、行きとはまた違った美しさでした。 ロンドンに近づく頃、ガイドさんが一人一人に声をかけてくれて、できる限り皆が希望の場所で下車できるよう、取り計らってくれました。ワタシも便利な場所で下ろしてもらえて、とても有難かったです。今日一日を通して、こういったこまやかな気配りにとても助けられました。これなら初心者でも安心だし、海外に不慣れな人でも大丈夫。次回はぜひ、両親を連れてこのツアーに参加したいです。

(28歳 N.I. 広島県在住)
 
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