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TOUR 28J 終日バス観光<日本語ガイド> |
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魅力あふれるコッツウォルズの村々と
ブレナム宮殿
(昼食付き) |
エヴァン・エヴァンズのカウンターで持参した確認メールのプリントアウトを見せると、陽気なスタッフのお兄さんが応対してくれて、ゲート5へ行くように指示された。連れの友人と一緒に、言われるままにゲートへ向かうと、ブロンド髪のガイドさんらしき女性が人数確認していた。よく見ると、日本人客には「おはようございまーす」と声をかけている。英語にいまひとつ自信がない私たちも、 この光景を見て、ああ、よかった日本語だ、とホッとした。
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バスが出発すると同時に、さっそくガイドがスタート。まず英語のアナウンスがあり、その後「ハイ、これからは日本語で話しまーす」と言って、同じ内容を伝えてくれる。こういう日本語ガイドは初めてだったので、ちょっと面白かった。英語と日本語の両方が聞けるので、思いがけず英語の勉強にもなったし(笑)。ちなみに今日のガイドを務めるシリアさんはスコットランド人で、3年間日本に住んでいたことがあるらしい。イギリスらしい綺麗な英語は、聞いているだけでうっとりしてしまう。対する日本語はソフトな語り口調で、これが結構ウケる。時々、冗談まじりにぎょっとするようなことも言ってくれるので、声をたてずに爆笑してしまったけど、案内に心がこもっているのがわかった。
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賑やかなロンドン市内を抜けると途端に景色が変わり、遠足気分が高まってきた。遠くまで続く緑地の中に、菜の花の黄色い絨毯がところどころに見えて、とってもきれい! 続いて、牧草地でくつろぐ馬や羊の姿が目に飛び込んでくる。そうそう、これが見たかったんだよね〜と、すでに興奮気味の私たちは、バスの中にもかかわらず、カメラのシャッターを切るのに大忙しだった。
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ガイドさんの説明を聞きながら、移り変わる景色を楽しく眺めていると、いつの間にかコッツウォルズに到着。まずはバーフォードという町で停車し、お昼までの小一時間ばかり、自由行動となった。ハイストリートは坂道になっていて、アンティークのお店や手作りのお菓子を売る店、かわいいギフト・ショップなど、ローカル・ショップがずらりと並んでいる。気になるお店をちょこちょこ覗きながら坂を下り、ストリートの終点となる小川、そして教会へと足を運んだ。平日の午前中だけに町は静かだったけど、その分、のんびり散策できてよかった。
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そうこうしているうちに集合時間が迫ってきたので、待ち合わせ場所の「マーメード」というパブへ向かう。うれしいことに、このツアーはランチ付きなのだ! イギリス名物フィッシュ&チップス、ベジタリアン・ラザニア、ビーフ・ラザニアという、指定された3つのメニューから好きなものを一つ選ぶ。実はバスの中で、シリアさんがご丁寧にどんな食べ物か説明してくれていたのだけれど(このコメントがまた傑作!)、私は迷わずフィッシュ&チップスを選んだ。カラッと揚がった肉厚のフィッシュは、食べごたえがあっておいしい! 思ったより脂っこくなくて、ペロリと平らげてしまった。聞くところによると、このパブではオーナーのこだわりにより、その日に仕入れた新鮮な魚のみを使っているそう。友人が注文したベジタリアン・ラザニアもちょっと味見させてもらったけど、なかなかのお味だった。
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満腹になったところで再びバスに乗り込み、第2の目的地、ボートン・オン・ザ・ウォーターへ。ここでも1時間弱の自由時間があり、思い思いに町を散策することができた。小さい町だがミュージアムもあり、一つはクラシックカーやバイクなどが見られるモーター・ミュージアム、もう一つは町の様子がミニチュア複製化されたモデル・ヴィレッジ。私は町をゆっくり見たかったのでミュージアムには入らなかったが、友人はモデル・ヴィレッジに行きたいと言うので、別行動することにした。
町の中心に流れるウィンドラッシュ川には、可愛らしい橋が架かっていて、いかにも童話に出てくる世界みたい。川のほとりでは、ベンチに座って本を読んだり、芝生で寝転んだりしている人たちに混じって、カルガモたちまでくつろいだりお昼寝したりしていて、のどかのひと言。なんだか時間の流れが違うようにさえ感じる。また、川沿いのカフェやギフト・ショップの多くが、コッツウォルズ名産のはちみつ色の石で造られていて、町全体が温かい雰囲気を醸し出しているのもいい。メイン・ストリートを一本隔てた裏通りに足を延ばすと、さらに小さなお店やカフェなどがあり、地元の住人らしき人々が午後のお茶を楽しんでいる。ふだん日本でせわしない毎日を送っている私にとっては、これはまさに非日常的なのどかな時間。でも、この近くに暮らす人たちにとっては、この穏やかな時間が日常なんだよなあ……こういう暮らしもいいなあ……と、つい物思いに耽ってしまった。
ぐるりと町を一周したところで、モデル・ヴィレッジ帰りの友人とばったり。どうだった?と聞くと、う〜ん…と曖昧な返事。どうやらほかにお客さんがいなくて、貸し切りだったらしい(笑)。
再びバスに乗り込み、しばらく車窓からコッツウォルズの田園風景を楽しんだ。途中で通過したストウ・オン・ザ・ウォルドとモートン・イン・マーシュという町も、古い街並みが素敵で、もしまた個人的にコッツウォルズに来る機会があったら、ぜひ立ち寄ってみたいと思った。
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そしていよいよ最後の目的地、ブレナム宮殿へ。ここは、故ダイアナ元妃の従兄弟にあたるマルボロ公爵が現在住んでいる宮殿。ウィンストン・チャーチル元英首相の生家でもあり、チャーチルが生まれた部屋も見られる。
バスが最初のゲートを通過すると、右手に川、遠方に架かる大きな橋、そして広大な緑地が目に飛び込んできて、思わず「おお〜すごい!」と声を上げる私たち。敷地内には数々のお庭があるほか線路まであって、全部見て回るには一日かかるであろう広さ。私は宮殿内をじっくり見たい派、友人はどちらかというと庭のほうに興味津々ということで、ここでもまた別行動することに。内部では宮殿所属のガイドさんによるツアーが行われていたので、私はそれに参加することにした。ガイド自体は英語だったので、言っていることは半分ぐらいしか分からなかったのだが、事前にバスの中でシリアさんがある程度、説明してくれていたので、そんなに困らなかった。美しいタペストリーや肖像画の数々を眺めながら、それらにまつわるエピソードに耳を傾ける。残念ながら内部は写真撮影禁止だったのだが、豪華なステート・ルームやサルーンなど、見ごたえは十分。なかでも一番素晴らしかったのは、うなぎの寝床のように長いライブラリー。歴代の公爵たちが着た衣裳なども飾られていて、興味深かった。
ツアーが終わって外に出たものの、あたりは広い森のようで、どこへ行ったらいいのやら。時間もあまりなかったので、とりあえずおすすめだというシークレット・ガーデン(秘密の花園)へ向かった。雨上がりだったせいか、入ったとたんに、ムワッとした植物の匂いが鼻をつく。精巧にメンテナンスされている庭園は、本当にビューティフル! どこか日本風でもあり、懐かしい気分にもさせてくれる。近くにあったら何度でも来たいものだ。今年はちょっと寒いようで、全体的に花々の開花はまだもう少し先という感じだったが、初夏ともなれば、きっともっと美しい景色を堪能できると思う。今回は時間がなくて見られなかったローズ・ガーデンも、きっとすごくきれいなんだろうな。お庭を散策するためだけに、晴れた日にまたぜひ来てみたいと思った。
楽しかったツアーは、これにて終了。友人ともども満喫しました。しばらくはこの思い出に浸りそうです。どうもありがとうございました。
(32歳 Y.Y. 埼玉県在住)
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